会の活動報告

児島青色申告会(岡山県)視察研修の開催

2023.12.19

11月29日(水)岡山県にある児島青色申告会を先進地事例として視察いたしました。

児島は岡山県と四国をつなぐ瀬戸大橋の近くにあり、県の最南端の児島半島に所在します。日本産ジーンズ発祥の地としても知られ、繊維産業や海運業が盛んな地域です。

今回、広報や青年部・女性部事業に力を入れている会を視察し、今後の会運営の参考にしようと企画いたしました。

突然の申し出にもかかわらず、温かく受け入れていただいた児島青色申告会の皆様には大変感謝しております。

児島会は久留米会と同様、商工会議所内に所在する併設会となっております。

16時半から、意見交換会を行いました。

児島会 三村会長の挨拶、当会長谷会長の挨拶が行われ、意見交換会、質疑応答と続きました。

児島会と久留米会の大きな違いは、青年部活動の活発さにあるかと思います。児島会は青年部の会員さんが約30名程度いらっしゃるとのこと。(当会は8名)青年部が会を引っ張り、他役員がサポートするという体制が非常に興味深く感じられました。

広報関連では、児島会の青色申告会LINE公式アカウントの導入の経緯についてお話しいただきました。導入当初はアカウント登録も伸び悩んでいたとのこと。ですが利用者のニーズとメリットについて検討を重ね、年会費の割引や新着情報の配信等を実施し利用者の増加に繋がったそうです。現在、久留米会ではSNSの導入をしていないため、大変参考になるお話しをうかがうことができました。

参加者の皆様からは、他の青色申告会、特に先進地の方達との交流は刺激になるため今後も交流を続けていきたいとの声が多く聞かれました。児島会との交流は大変実りのあるものとなりました。

 2日目は倉敷の方へ伺いました。

 まず、倉敷の実業家である大原孫三郎と岡山出身の画家である児島虎次郎によるコレクションを中心に世界中から集められた名作が並ぶ大原美術館に向かいました。心地よい静けさの中で参加者皆様1点1点じっくり鑑賞されてありました。

 鑑賞後、古くから水運が盛んな港町として栄えてきた倉敷の川沿いを散歩しつつ、倉敷アイビースクエア内にあるレストラン蔦に行きました。明治時代に紡績工場の面影を残すクラシカルなレストラン内で食事を取りながら会話が弾んでいらっしゃいました。

 ゆったりとした時間の中で、会員同士、更に親睦を深める機会となりました。

70周年記念事業実行委員会の開催

2023.11.07

11月6日、令和6年に迎える久留米青色申告会創立70周年に向けて第1回実行委員会を開催しました。

委員会では正副会長、女性部長を交え、周年事業の方向性について議論しました。

今後実行委員会を進めていくにあたり、ご協力いただける会員様を募集しています。

ご興味がある方は (0942-33-0213) 久留米青色申告会事務局までご連絡ください。

久留米青色申告会一般部会・会員交流日帰り旅行開催

2023.11.05

11月4日、久留米青色申告会一般部会の日帰り旅行を開催しました。

参加者14名、今回は諫早駅より「しまてつCaféトレイン」に乗車し、島原駅までの約2時間、沿線のお店の美味しい食事と車窓からの風景を楽しみました。途中停車の大三東駅では幸せの黄色いハンカチと青い海のコントラストに癒されました。通常より速度を落として運航された列車からは、普段気づかない様々な発見があり、ゆったりとした時間を過ごしました。

島原駅にて下車後、島原城を観光、天気も良く天守閣からは周辺の風景を楽しむことができました。その後は多比良港よりフェリーに乗船、海風を受けながら旅の締めくくりとなりました。

島原地域の素晴らしい景色の中、会員同士、更に親睦を深めた機会となりました。

令和5年度北部九州ブロック大会に参加

2023.10.18

 令和5年10月16日に長崎県長崎市にて第27回(令和5年度)北部九州青色申告会連合会定時総会及び第59回(令和5年度)青色申告会北部九州ブロック大会が開催され、当会より13名が参加いたしました。

 「個人事業者の経営環境整備に向けたインボイス制度の各種負担軽減措置の恒久化」など、公正な税制改正を国に求める決議を行った他、福岡国税局長による「税務行政の現状と課題」と題した記念講演などが行われました。

2日目は佐世保に立ち寄り牡蠣小屋にて新鮮な牡蠣を楽しみ、遊覧船で九十九島の雄大な風景を満喫しました。

税制の現状把握や今後の青色申告会活動の課題発見とともに、役員・会員間の親睦を深める良い機会となりました。

懇親会では美味しい食事を楽しみ、交流を深めました。

2日目は佐世保に立ち寄り、牡蠣小屋では牡蠣を楽しみました。

九十九島遊覧船に乗船。天気も良く、美しい風景を楽しみました。

福岡県青色申告会女性部研修会(久留米担当)開催

2023.09.28

9月22日(金)久留米市内にて福岡県青色申告会女性部研修会を開催いたしました。

当日は(一社)小倉青色申告会女性部様、(一社)西福岡青色申告会女性部様、そして当久留米青色申告会女性部の計19名で久留米市内を貸し切りバスで視察・観光いただきました。

JR久留米駅に集合ののち、まずは大善寺の山﨑うなぎ様へ移動し各会の活動報告と活発な意見交換が行われました。お食事は美味しいうなぎのせいろ蒸しをお楽しみいただきました。

続いて、城島の渋田瓦工場様を見学。昔ながらの技術を活かしながら、瓦から住宅の塀、花瓶や植木鉢、雑貨に至るまでたくさんの商品を製造・販売されていました。もとは有馬藩のお殿様が本州から久留米へ入城する際に連れてきた瓦工の技術が発祥とのこと。城島地域は筑後川の恵みを受けながら、酒や瓦のような産業まで発展したことが実感できる見学でした。

次は、宮の陣のオガワ機工(株)様を訪問。オガワ機工㈱様もメンバーの一人として活躍されている「e-SET 宇宙プロジェクト事業」についてご説明いただきました。宇宙産業が関東方面に集中する中、筑後地域等北部九州地域を宇宙産業の集積地にしたいとの思いから活動されています。中小企業が宇宙事業にかかわっていることは、聞いている私たちも本当に誇らしく思える内容でした。大企業でなくても、中小・小規模企業の知恵と力を結集することで、このような巨大プロジェクトに関わることができるのだ、と、夢と希望にあふれたお話を聞くことができました。

最後は筑後川沿いの有馬記念館に移動し、ティータイム。ゆったりとした時間を過ごしながら、本日の研修を振り替えることができました。

ご参加いただいた皆様に喜んでいただけていればうれしく思います。

JAくるめ青色申告会様との意見交換会開催

2023.08.22

8月21日(月)、久留米商工会館大ホールにてJAくるめ青色申告会様と意見交換会を開催しました。

議題は、インボイス制度開始に向けた会計ソフトへの対応方法について。

久留米青色申告会は記帳はご自身で行っていただくことが大原則ですが、JAさんは農業という事業や組織の都合上記帳代行を行っているとのこと。元帳への記載方法や、会計ソフトの活用方法について活発な意見交換が行われました。

普段交流がない農業所得者の方のお話を伺うことができ、有意義な会となりました。

全青色ブロック別役職員研修会に参加

2023.07.26

令和5年7月25日当会の役職員5名が全青色九州ブロック別の研修会に参加しました。本研修会は、全国の青色申告会役職員向けに開催されているものです。当日は中央情勢の報告や、青色申告会と税務行政の連携・協調並びに申告納税環境の変化、インボイス制度への対応、ブルーリターンA2024について説明が行われました。

令和5年度通常総会を開催

2023.06.30

6月29日(木)、ハイネスホテル久留米にて令和5年度通常総会を開催し、すべての議案が原案通り可決されました。承認された令和5年度の事業計画の概要は以下の通りです。

令和5年度事業計画

《基本方針》

 わが国における個人事業者の税をめぐる環境は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響に加え、原材料価格の高騰・物流コストの増加等により益々厳しくなっています。多くの事業者が事業の存続に危機感を持つ中、軽減税率制度への対応、今年10月から施行されるインボイス制度など税負担及び税務手続きの負担は今後も大きくなって参ります。

 そのような中で国や県、市等から発表される支援制度等では経費の推移・売り上げ減少の確認資料等の提出を求められることが多く、日々記帳の必要性が益々高まっております。当会は、引き続き税務知識の普及向上、企業経営の合理化を目的とした事業を行うとともに、久留米商工会議所と連携し、各会員企業の経営課題に対する会員指導事業を展開して参ります。

 特に、今年の10月から始まるインボイス制度については、4月に消費税法等の一部が改正され所要の見直しが行われるなど、日々新しい情報を把握し、実務に落とし込んでいく必要があります。例年テーマ毎に複数回開催する「やさしいシリーズ研修会」や個別相談会、当会のホームページを活用し、制度の一層の周知と相談対応を重点的に進めて参ります。これらの参加者のフォローを行いながら新規課税事業者への支援や会員増強に繋げ、組織の拡充を図って参ります。

 また、会計ソフト『ブルーリターンA』の利用は、記帳の機械化や複式簿記の普及、消費税に対応した記帳に加え、e-Tax及び電子帳簿保存方式による青色申告特別控除65万円の適用に直結しております。毎年の税制改正に対応し会員事業の経理事務の効率化のみならず、財務体質の把握など経営改善に繋がるため、当会では『ブルーリターンA』の一層の普及拡大、導入支援に努めて参ります。

これらをふまえ、役員、全会員の皆様のご協力を賜りつつ、会員指導事業の充実・組織強化等に努め事業を推進して参ります。会員にとって魅力ある事業を充実させ、会の発展ならびに一層の活性化を図るため、下記の事業を実施いたします。

 

 

《事業計画》

会員指導事業の充実

  各種研修事業等を実施し、会員の記帳水準の向上と経営の合理化に寄与するため次の事業を推進する。

(1)やさしいシリーズ研修会の開催

○初心者のための帳簿のつけ方編

○青色申告の簡易帳簿のつけ方編

○会計ソフト『ブルーリターンA』編(体験編・ユーザー編・e-Tax編)

○減価償却の仕方編

○決算の仕方編

○消費税編

(2)インボイス制度・負担軽減措置の周知・新規課税業者への対応(個別相談会等)

(3)ブルーリターンAユーザーへの計画的フォローアップ

(4)やさしいシリーズ研修会の開催後の個別相談の実施

(5)ブルーリターンAによるe-Taxの普及促進と導入支援

(6)決算書作成説明会の開催(12月)

(7)申告書作成説明会の開催(1月)

(8)税理士による確定申告個別相談会の開催(2月~3月・5日間)

(9)税務研修会の開催

(10)税務・金融相談等の実施(随時)

(11)新型コロナウイルス感染にかかる支援制度相談等の実施(随時)

 

2.青色コーナーの充実強化

  確定申告期に久留米税務署内に設置される青色コーナーでの青色申告

 制度の普及促進及び入会勧奨を積極的に行う。

(1)青色コーナーでの青色申告制度の説明・勧奨・普及(5日間)

(2)青色申告制度勉強会の開催

(3)青色コーナー事前勉強会・反省会の開催(2月)

(4)青色コーナー実施後の来訪者へのフォローアップ

(5)他青色申告会の実施方法調査・研究

 

役職員研修事業の実施

  役職員の資質向上のための研修、他青色申告会との交流を行う。

 (1)先進地青色申告会の視察

(2)全青色北部九州ブロック大会への参加(10月16日、長崎)

(3)全青色主催の各種研修会・説明会への参加(随時)

(4)福岡県連主催の各種研修会・説明会への参加(随時)

(5)他青色申告会との交流

 

4.女性部活動の充実強化

  女性部活動の強化等のための事業を実施する。

(1)久留米青色申告会女性部活動の強化(自主事業の企画運営)

(2)青色コーナーへの積極的協力

(3)他青色申告会女性部活動の調査

(4)全青色女性部事業への積極的協力(使用済古切手回収事業)

(5)福岡県連女性部との連帯活動の促進

(6)福岡県連女性部役員研修会の参加(922日、久留米が担当)

 

5.青年部活動の充実強化

青年部活動の強化のための事業を実施する。

(1)親会事業への積極的協力

(2)青色コーナーへの積極的協力

(3)各種講習会、研修会の開催

(4)青年部部員間の異業種交流

(5)他青色申告会青年部との連携強化

(6)各団体との交流事業

(7)青年部会員増強の取組

 

6.広報活動の充実

  久留米青色申告会の事業内容、インボイス制度の情報を発信強化する。

(1)くるめ青色申告会だよりの発行

(2)ホームページのリニューアル

(3)ホームページによる制度周知の強化

(4)久留米市イベントカレンダー・各新聞社への事業案内記事掲載

(5)『税のしるべ』への活動状況記事掲載

(6)機関誌『青色申告(BLUE RETURN)』の配付

(7)『税のひろば』への記事掲載

(8)『税を考える週間』行事への参加

 

 

組織の拡充強化

  財政基盤の確立や組織力強化のため、やさしいシリーズ研修会、青色コーナー・広報活動等を通じて会員増強に努める。

(1)会員増強運動の一層の推進

(2)新たな業種組合への入会勧奨

(3)青色コーナーの有効活用

 (4)インボイス制度の個別相談会

 (5)70周年事業への準備

8.陳情・要望活動

  全青色・福岡県連等の上部団体と連携した税制改正運動を展開する。

関谷久留米税務署長の講演「~税務職員の仕事~鬼滅の刃とマルサの刃」

久留米税務署様より久留米青色申告会女性部へ使用済み切手の贈呈が行われました。

女性部では使用済み切手を集め、全国青色申告会を通じて寄付活動を行っています。

懇親会、バンド ゼイリーズによる演奏で盛り上がりました。

令和4年分申告書作成説明会&青色コーナー打合せを開催

2023.01.23

1月23日(月)に「令和4年分申告書作成説明会」と「青色コーナー打合せ」を行いました。

説明会では当会会長でもある長谷広信税理士より、個人事業者の令和4年分から適用される主な税制改正項目について、所得税申告書作成上の留意点、誤りやすい事例など、多くの事例をもとに分かりやすく説明いただきました。

また青色コーナーとは、毎年の確定申告期間中、久留米税務署内確定申告会場にて久留米税務署の協力のもと、青色申告制度の普及促進のため『青色コーナー』を設置するもので、白色申告者に対し青色申告についての説明や、ご自身の青色申告体験や久留米青色申告会の紹介をします。今年は3月6日(月)~10日(金)の5日間設置します。

令和4年分決算書作成説明会・青色制度勉強会を開催

2022.12.21

12月21日(水)に「決算書作成説明会」と「青色申告勉強会」を開催しました。

当会会長でもある長谷広信税理士より、簿記の決算の流れ、決算の実務等について説明いただいた他、青色申告制度とは・青色申告の特典等について説明いただきました。

やさしいシリーズ研修会(3日間)を開催

2022.12.15

12月6日(火)、12日(月)の2日間に『減価償却の仕方編』と『決算の仕方編』(講師:山本忍税理士)を、15日(木)に『消費税編』(講師:長谷広信税理士)をそれぞれ開催しました。決算の中でも処理の仕方が複雑な減価償却の仕方について、決算の仕方、申告の仕方について初心者向けにわかりやすく説明して頂きました。また『消費税編』では消費税制度の説明から「一般課税」と「簡易課税」の計算方法、消費税申告書作成の仕方などについて説明して頂きました。またどのセミナーでもインボイス制度の概要や対応方法等についての説明もありました。

今年度のやさしいシリーズ研修会は最後になりましたが、来年度も複数のセミナーを開催いたしますので、ぜひご参加ください。

会員交流事業「日帰り旅行」を開催

2022.11.05

11月5日(土)、一般部会主催による会員交流事業「日帰り旅行」を開催しました。今回は2019年以来の3年ぶりの開催となり、長谷会長、内田部会長をはじめ11名で大分県日田市を訪問しました。

日田祇園山鉾会館・原次郎左衛門味噌醬油蔵(虹色ラムネ)の見学と、日田豆田町の散策を行いました。今後も会員同士の異業種交流と親睦を図る事業を企画しますので奮ってご参加ください。